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Dr.ノマッチ(野町健)

Author:Dr.ノマッチ(野町健)
形成外科・美容外科・漢方医
JAZZ好き
酒好き、弱いくせに。
ヴィヴェンシアクリニック院長

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葛根湯、五苓散、桂枝茯苓丸 ~その2~

漢方薬の名前シリーズです。

前回の話で、お気づきの方も多いでしょう。
「ノマッチに桂枝茯苓丸を処方されたのに、顆粒だったよー」
「葛根湯も、顆粒で出されよ~」
「ありゃ、ニセモノか?」

いえいえ、ニセモノではありません。

(1)(2)(3)で記したのは、漢方の古典に書いてある薬の作り方です。本来の飲み方なのです。
「全部、煎じたら?」
「煎じ薬は苦手だから、丸剤にしてよー」
と言いたいでしょう。

でも、それぞれ作り方が違うのには、意味があるのですよ

煎じ薬は、「煎じれば、欲しい成分が、お湯に溶け出てくる」から、煎じるのです。

煎じても溶け出てこない場合は…、粉にして服用するしかないでしょう。水溶性なら煎じ薬、脂溶性なら散剤にしたのです。しかも、古人の賢いところは、「散剤はお酒で服用しなさい」と明記しています。脂溶性の成分はアルコールがあると、吸収がよいのです。化学式のない2000年前にこのようなことに気づいていたとはっ! 東洋医学は観察医学だと、改めて感じます

丸剤は、散剤をさらに蜜で固めています。これは、散剤だけでは、胃腸に負担がかかるとき、胃腸を守るために、蜜を加えているのです。賢いなぁ

病院で処方される薬は、保険診療のシガラミで、基本的に「エキス顆粒」しか処方できないのです。

エキス顆粒は、お湯に溶け出してきたものを、固めて、顆粒状にしたものです。
煎じ薬は、欲しい成分がエキス顆粒に出てきていると思います、それなりに。

でも、桂枝茯苓丸も、五苓散も、エキス顆粒でしか処方できないのですよ…

薬効を考えたら、やはり本来の作り方が一番いいのですがね…

でも、エキス顆粒も、悪いことばかりではありません。
なんたって、手軽です。
毎朝、煮出さなくてもいい。
旅先、出先で、煎じることも、できませんもんねー
仕事場で煮出す方がいらっしゃったら、「よくやったで賞」差し上げます
処方する病院も、生薬を詰めていくのは、なかなか容易なことではありません。

では、本来の作り方に近い丸剤、散剤は、手に入るのでしょうか?

手に入ります。一部の漢方薬局では、処方していますよ。

…続く…
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