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Dr.ノマッチ(野町健)

Author:Dr.ノマッチ(野町健)
形成外科・美容外科・漢方医
JAZZ好き
酒好き、弱いくせに。
ヴィヴェンシアクリニック院長

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秋の食養生

青空

秋は五穀豊穣の季節。私たちの健康面から見ると、食欲の秋といわれるように、残暑が終わり、夏に疲れた胃腸の調子も整って食欲が増進する季節です。また、空気が乾燥するので、体の浮腫みは改善するので、多くの日本人は体の調子がよくなります。しかしながら、乾燥した大気はお肌や呼吸器に負担をかけます。朝夕が冷え込むことで皮膚が閉じてしまいます。気温が高いと皮膚は開き、汗をかくことで水分や老廃物の代謝もスムースに行われますが、気温が下がって皮膚が閉じると汗をかきにくくなり皮膚はかさつきます。皮膚からの代謝分を鼻や口などの呼吸器が肩代わりしなければならなくなり、これが鼻炎や呼吸器系のトラブルを招く一因となります。(今、診察室でブログをかいているのですが、受付でスタッフの一人がくしゃみしています(笑)) また肺や鼻、皮膚と関係の深いのが大腸です。皮膚代謝の低下は大腸にも負担をかけます。この時期にお腹を下す方がいますが、それは余分な水分を腸から抜こうとしているのです。


そのため、秋の養生は、こうした大気の乾燥から体を守り、冬に備えて免疫力を高めることが一番です。お肌や肺、鼻、大腸を補う働きをもつのが「辛味」の食材です。ねぎ、しょうが、わさび、唐辛子などの薬味や香辛料はもちろん、東洋医学では、大根、たまねぎ、しそ、にらなど、ほのかな辛味のある食材も辛味に配当します。ビール以外のアルコール、つまり日本酒や焼酎、ウイスキー、ワインなども辛味に配当されます。辛味は「発汗剤」であり、体を温めて余分な水分や滞った気の流れを促し、発散を助ける作用があります。お酒は心の発散もしてくれますね。


 辛味の酒を飲みすぎると肝臓を傷めるのは周知の事実ですが、東洋医学ではその理由を相剋(そうこく)の理論から解き明かしています。五味調和の図をご覧ください。辛味は、点線の先、つまり肝臓のグループを剋(こく)する=抑え込む方向に働きます。ですから、アルコールを飲むときは、肝臓を助ける酸味を「あて」に食べることが昔から推奨されています。
同様にカレーを食べるときは、酸味の強いピクルスなどを添えます。焼き魚の大根おろしにはすだちを絞ります。これは辛味の食害を防ぐ、実にうまい組み合わせなのです。

gogyou2.jpg
(↑クリックすると拡大します)

 辛味以外にも秋にとれる旬の食材には、「肺・大腸・鼻・肌」を補うものがあります。その一つが梨です。水分をたっぷり含み、シャリシャリとみずみずしい梨には、肌に潤いを与え、のどの渇きを止め、声がれや咳を止める効能があります。まさに秋のトラブルを防ぐのにふさわしい食べ物です。ただし、梨は体を冷やす性質があるので、食べすぎは控えましょう。

今日も最後までブログをご覧いただき、ありがとうございました。
良い週末をお過ごしください。
芦屋デコルテクリニック 院長 野町 健

参考文献:
渡辺武著 平成薬証論
武鈴子著 旬を食べる和食薬膳のすすめ
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