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Dr.ノマッチ(野町健)

Author:Dr.ノマッチ(野町健)
形成外科・美容外科・漢方医
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酒好き、弱いくせに。
芦屋デコルテクリニック院長

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多汗・わきが 〜その5 ボトックス治療〜

ワキの多汗は、ボトックスで減ります

蒸し暑くなってきましたね。服に汗ジミができないか、ストレスになる方も多いのです。
女性だけでなく、男性も、ワキの汗を気にして、治療希望なさる方がいらっしゃいます。

ボトックスの注射で、ワキの汗が減ります。

ボトックスを、細い針でワキに注射します。少量ずつ、ワキ全体に注入するので、何度も針を刺します
ちょっと痛い
あらかじめ表面麻酔をすることもあります。痛がりサンには、この方が良いかもね。
(でも、痛みは残ります)

治療時間はおよそ5分間程度。

3〜7日ほど経つと、効いてきます。
汗の量が、減ります。(完全に消失することはありません)

しっかり効けば、1〜3割程度に汗が減ります(7〜9割引です!)
半年程度、効果が続きます。

ボトックスの必要量は、個人差があります。
もし、「注射したけど、1週間たっても効果が出ないよ」という方は、足りなかった、ということです。追加すれば、効果が出てきます。

半年程度は、効果が持続します。(多めに注射すると、効果が長持ちします)

手のひらにボトックスを打つことも可能ですが、痛いです。ボトックス液が行き渡った所だけ、汗は止まりますが、行き渡ってないところは汗をかきます。

ボトックスは、どうやって汗の量を減らすのでしょうか?

神経にのって「汗を出せ」という伝令が脳から走ってきます。
汗を作る工場(エックリン汗腺といいます)に、その伝令が飛び込むところをブロックするのが、ボトックスの役目です。

手術でなく注射なので、傷が残らない、手軽、短時間、汗が減るというのがボトックス治療のメリットです。

デメリットは、吸収されるので、期間限定であること、ワキガ治療としては弱いということです。
ボトックスとは、A型ボツリヌス毒素製剤の商品名です。
(他にも同作用の医薬品がありますが、ここでは、分かりやすく「ボトックス」と記しました)

ボトックスには菌は含まれていません。ボツリヌス菌を注射すると、それは感染させることですから、違います。ボツリヌス菌が増殖して毒素をまき散らして、死んでしまいます。

ボツリヌス菌がボツリヌス毒素を排出し、いろいろな症状を起こします。死ぬこともあります。

ボツリヌス毒素はA〜G型の7種類があります。このうち、A型を製剤化したものがボトックスです。

つまり
商品として売られているボトックスは、
A型ボツリヌス毒素(タンパクの一種です)が十分に薄められているもので、致死的な症状をおこしません。これを局所(筋肉や、脇の皮膚)にうつと、ご存知のような治療ができるわけです。

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