当帰は、とても有名な漢方の生薬(=材料)です。貧血や血のめぐりが悪い時に、血液循環を改善して体を温め、不妊や婦人病を治します。しかもお肌プリプリッ!
当帰という名前の由来に、こんな民話があります。
――昔、中国のある村に夫婦が住んでいました。しかし妻が婦人病になって、すっかりおもしろくなくなった夫は、ある日こっそり妻を残して逃げ出しました。今でいう蒸発です。悲しんだ妻は、人づてに山に生えている薬草を煎じて飲めば、夫が帰ってくると聞きました。そこで山に入り、その薬草を探し当てて、煎じて飲んだところ、病が治ったばかりか、以前より若く美しくなりました。蒸発した夫は人づてに「おまえのところの奥さんはきれいになり、元気になったぞ」と聞いて、妻のいる村にいそいそ帰ってきたといいます。『夫、当(まさ)に帰る』ところから当帰と名付けたわけです。――
成人女性に多く用いる当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、温経湯(うんけいとう)、四物湯(しもつとう)、加味逍遥散(かみしょうようさん)などに配合されています。
当帰芍薬散を妊娠後に内服すると、悪阻(つわり)がラクになり、元気な赤ちゃんが生まれます。
当帰や
川きゅう(せんきゅう)の入った入浴剤(市販)に入ると、体がぽかぽかする上、お肌がツルツルにっ!

↑これが当帰。トウキという植物の根っこを乾燥させたものです。
(参考文献:平成薬証論 渡辺武著)
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