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Dr.ノマッチ(野町健)

Author:Dr.ノマッチ(野町健)
形成外科・美容外科・漢方医
JAZZ好き
酒好き、弱いくせに。
ヴィヴェンシアクリニック院長

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患者様に利益はあるのか? ~漢方診療の保険適応外し~

一連の事業仕分け作業で、漢方診療の保険適応外しが大きな問題になっています。
http://www.j-cast.com/2009/11/27054955.html


これが現実になると、病院や医院での漢方処方に保険が効かなくなります。


「漢方薬はドラッグストアにも置いている薬と同じだから、保険診療で処方する必要はないでしょ」というのが事業仕分けチームの言い分。


ノマッチは、漢方の自費診療もアリだと以前から考えています(これについては、また後日)。しかし、「漢方診療の保健適応外し」問題は、患者様にとって不利益が大きいと考え、ここに意見を述べたいと思います。


①「漢方薬だから」と、ひとくくりにする不合理について
岩田健太郎先生が分かりやすくコメントしています。是非ご覧ください。
http://georgebest1969.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-77c3.html



②医療費削減の観点から
風邪をひいて病院に行くと、点滴を受けて、てんこもりに処方された西洋薬を数日飲んで、ようやく症状が軽快した経験がおありではないでしょうか?でも適切な漢方薬を1包飲んで症状が劇的に軽快することも多いのです。
それから、これはノマッチの経験。ひどいめまいが続いた患者様。MRIなどの高額の検査を受けても原因が分からず、長期間にわたって西洋薬を服用しても効かず、ノマッチが診察させていただきました。漢方の観点から診ると原因はとても明快。生活スタイルを変えて漢方薬を服用いただいたら、すぐに症状は改善しました。
医療費・社会保障費を抑える上で、漢方治療は有効な一手段なのです。



③処方を受ける機会・場所が減る観点から
漢方診療では、十分に診察して体質や症状を見抜いてから、的確な薬を処方します。(漢方診療に限りませんよね)。その時、西洋医学とは違う別の視点から患者様を診ます。西洋医学にはない、もうひとつの尺度を持っているのです(陰陽虚実、気血水、五行論など)。


病院で処方するにしろ、漢方薬局で処方するにしろ、丁寧で正確な診察力と的確な処方が必要なわけです。

よりよい漢方診療のために、私も毎日勉強しています。



保険適応による漢方診療が始まって42年、ようやく医師のなかにも漢方をきっちり処方できる先生が増えてきたところです。


漢方をきちんと処方できるのは、正しい漢方の勉強を続けてきた医師や漢方薬局の先生です。


漢方診療の保健適応が外されたら、自費診療の漢方診療をおこなう病院・医院か漢方薬局のみでしか、まともな漢方診療を受けられないことになります。



(どうして漢方診療を、病院では保険が適応され、薬局では保険が適応されないのか…というのも疑問でしょう。これには、長い歴史と諸問題が絡むので、ここでのお話は控えます)



大手ドラッグストアはこの方針を歓迎しているようです。売り上げが上がりますからね。しかし、ドラッグストアに漢方をきちんと理解して処方できる先生がどれほどいらっしゃるでしょうか?漢方を知らない人が薬を処方しても効きません。医療費の無駄です。さらに貴重な医薬資源の無駄です。





みなさんは、どのようにお考えでしょうか?



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