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Dr.ノマッチ(野町健)

Author:Dr.ノマッチ(野町健)
形成外科・美容外科・漢方医
JAZZ好き
酒好き、弱いくせに。
ヴィヴェンシアクリニック院長

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誠実な心

これは形成外科の恩師であるT先生が大切にしていた言葉です。
「誠実な心をもって患者様に接しなさい」と、常々その背中で教えてくださいました。
天才が血のにじむような努力をした先生です。その手術は、「上手」を通り越して、エレガント。手術で起こりうるあらゆることを想定して考え抜き、よりよい治療法を常に考えていらっしゃいました。
手術の前には、じっと眼を閉じておられました。祈っていたそうです。
病棟で患者様に話しかける言葉は決して多くありませんでしたが、説得力に満ち、患者様からいつも大きな信頼を寄せられていました。
しかし、先生の真摯な姿勢について、最も私の目に焼き付いているのは外来でのワンシーンです。

ある日、両親に連れられてきた少女が、先生の外来を初めて受診しました。その頃、私は1年目の研修医で、先生の診察についていました。
その少女は足の指の先天異常(先天奇形)でした。X線検査と十分な診察の後、先生は「この子には、何もできません。」とおっしゃいました。
先生の表情と声は、苦渋で満ちていました。
数多くの手術を執刀して新しい手術法を考案し、たくさんの患者様を治療してきた先生が、どれだけ努力しても治せない無力感。

それは、心を尽くし、思いを尽くし、技術と経験と知識を尽くして、患者様に接する姿そのものでした。

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